25年振りの上海 外灘は雨に煙る

先週、上海と江苏省靖江市(Jiangsu Province Jingjiang City)に出張する機会を得ました。上海は、何と25年振り、靖江市を訪問するのは初めてです。

出張の目的は Transport Logistics 2024 Shanghai、並びに、弊社が販売代理店を務めるJJAP TANKの創立6周年記念式典に出席するためです。

初参加となるTransport Logisticsは2年毎に開催されていますが、規模の大きさにびっくりしました。出展社数は約700社、主役はフォワーダー(航空、鉄道、トラック)、船会社の物流部門、航空会社に加え、中欧班列のプラットフォーマー&TSRといった鉄道運行会社です。今年は、特に、FESCOに代表されるロシア系フォワーダーが多く、中国との密接な関係性を感じました。

生憎の雨模様でしたが、外灘は相変わらずの賑わいで、25年前にはシンボルだったタワーが、埋もれて見える高層ビル群に圧倒されました。

江苏省(江蘇省)は「水の蘇州」で有名ですが、省都は南京です。
JJAP TANKの本社がある靖江市は、上海から車で約3時間。上海と南京の中間に位置する揚子江沿いの工業都市です。高層アパートが立ち並び、ゴミも落ちていない整然とした街並みですが、地方政府の管理が強いのか、至るところに標語が掲示されています。「富強、平等、公平、法治、愛国、、、」

記念式典は靖江市内の高級ホテルに、世界各国から150名以上のゲストが招待され、総勢200名以上が集い、賑やかに開催されました。我々のテーブルは、右隣がマレーシア、左隣がインドからのゲストで、周りの皆さんから、誰彼無しに「白酒」の乾杯を求められ、久々に酔っぱらいました。

最終日の午前中、JJAP TANKの工場視察に出掛けました。工場では獅子舞が賑やかに迎えてくれました。その様子を、カメラマンとドローンが撮影しています。

生産ラインの見学は、9000トンのプレスマシンから始まり、鋼板の切断、組み立て、溶接、塗装、完成検査、と続きます。塗装ラインを含め、一部のラインは見学出来ませんでしたが、広大な敷地に、完成したタンクコンテナが整然と蔵置されているのは圧巻でした。
最後になりますが、滞在中、我社のパートナーであるJJ MES上海の皆様、JJAP TANKの皆様には、大変お世話になりました。この場をお借りして、改めて、御礼申し上げます。

Y.T.

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