コンテナ・リース・マーケット・データ(一部抜粋、要約)
※フルバージョンは「国際輸送ハンドブック2023」に掲載されています。
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2022年総括
中国では、強権的な行動制限を伴う“ゼロコロナ政策”の徹底で、2020年半ばには新型コロナ新規感染者はほぼゼロになったと言われていた。2022年1月8日には天津市(人口1,400万人)で都市封鎖を実施し、2月の冬期オリンピック、3月のパラリンピックを何とか成功させた。
・・・(中略)・・・
2022年の中国国内総生産(GDP)の伸び率は中国政府の予想の5.5%から3%以下になることが懸念されているが、感染症をゼロにすることは難しく、2022年11月から再び新規感染者が増加している。
ロシアは2月24日、ウクライナに侵攻。他国領土を力で奪うようなやり方をするロシアに驚きだった。
・・・(中略)・・・
国際社会は制裁措置として国際決済システム“SWIFT”からロシアを締め出し、欧州連合(EU)税関はロシア向け貨物の取り扱いを停止した。
・・・(中略)・・・
上記の不安要因がコンテナリース会社、コンテナ製造会社、船社に与える影響もかなり深刻なものがある。
A)コンテナリース会社
- 2023年初めまでに北米で空コンテナ430万TEUが滞留する恐れ
- 2022年の新造ドライコンテナ発注量のうちリース会社の発注分は23%と控えめ
B)コンテナメーカー
- 2022年、コンテナ生産数はなだらかに減少、価格は下がり続ける
- Maerskが切り離したMCIがどこに買収されるか注目されている
C)船社
- 非アライアンス船社の活躍は今後減っていくと予想
- 新造船の竣工に伴い、アジア/北米航路でコンテナ船の小型化が進む
リースコンテナ会社の2023年問題
- 船社から返却されるコンテナの蔵置スペースが確保できていない
- サプライチェーン混乱収束後、世界全体で1,300万TEUのコンテナが余剰在庫になる恐れ
※フルバージョンは「国際輸送ハンドブック2023」に掲載されています。
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