4月1日(火)から消費税が5%から8%に上がる。そのため高額商品の駆け込み需要が出ている。電通の予測では駆け込み需要を9兆3000億円と見込む。1997年の5%の消費税の時の1.7倍になるという。耐久消費財で高額商品である家電、家具、車、住宅の需要が旺盛である。その理由は2015年10月1日に10%に二段構えで上がることが大きい。結婚式まで値上げ前に挙げてしまう人もいるとか、優柔不断な男性を説得するには良い機会かもしれない。個人金融資産の6割を占める高齢者。この時期デパートを始め繁華街、イベント会場、有名景勝温泉地等々に高齢者の方が目立つ。国内の消費は高齢者がリードしているのは間違いない。この消費税値上げに賢く対処したいものである。
日本経済は着実に回復に向かっている。2013年10~12月期の名目雇用者報酬が前年同期比1.8%増、設備投資は9兆4393億円で前年同期比4.0%増、GDPは季節調整値前期比0.3%増、年率換算1.0%増となった。その中で、上場企業の製造業の2013年4月~12月の経常利益は前年同期比68%増、14兆3528億円である。一方、失業率は前年同月比、35万人減り、3.7%で44か月連続の減少となった。2013年度の失業給付は57万人規模となり、見込みより1割ほど下がる。その結果、雇用保険は約1000億円の節減の見込み。
自動車メーカーは労組の賃金要求について、日産が4月から月平均3500円満額回答、トヨタ、ホンダ、三菱自動車なども月3500~4000円の満額回答の方針。賃上げはまず大手企業からお願いするとして各産業労組の奮起を期待したい。駆け込み需要で建設業会では人手不足で工事が遅れている。人手不足解消のために工賃が上がっている。65歳以上の就業者が2013年に636万人となり就業者全体、6311万人の1割を超えた。アベノミクスは元気な高齢者を上手く活用し、労働不足を解消し住みやすい日本にしてほしい。
高齢者の活用は、日本を魅力的な国にする鍵である。彼らの技術をいろいろな分野で川上から川下まで技術、知識集団としてまとめ、発展途上国で活躍してもらってはどうだろうか?彼らが発展途上国の経済発展の手助けをする。日本人が本来持っている”思いやり文化”で世界平和に貢献できるのではないか。高齢者はその“思いやり文化”に精通している。そうすると海外から多くの人が日本にやって来て、日本に投資してくれるのではないか?それをバネに若い人にもっと海外に目を向けてもらう。親日的な東南アジアの国の経済を促進させるためにも日本の高齢者の力を有効に利用したい。と同時に日本の高齢者に生きがいを感じてもらう。外圧のTPPは日本人の心の国際化を計るためにも良い機会である。日本の農業をより競争力のある魅力的なものにすることで日本は大いに変わることができる。
米国は1月から2月前半にかけて中西部、東部、南部を襲った記録的大寒波によって新車販売は1月、2月と2か月連続で前年同月比減となった。しかし、2月実績で年間販売台数に換算すると1534万台となり、2013年の1560万台の実績に近くなる。その上、2月の非農業部門の雇用者数は前月比17.5万人増加。住宅は多くの地域で住宅供給量が追い付かず価格の上昇傾向が続いている。米連邦準備制度理事会(FRB)は、米国景気は回復基調にあると見込む。中国は2014年の経済成長率の目標を7.5%とし安定成長を目指す。雇用の確保を重視し、内需拡大を図る。
英国の海運調査会社、Clarkson research serviceによると2014年のコンテナ荷動き量の伸びは6%に拡大。2013年は4.9%。船腹供給量の伸びは4.8%と予想している。いずれにしても大型船が出てくる船会社はコンテナを自社発注する。一方、リース会社は昨年以上の発注をしてくると考えられる。大手リース会社で20万teu以上、中堅で10万teu前後。新造コンテナの価格も需要と供給の関係で価格が上がることが予想される。現状の新造価格は$2300 per 20fで、大手コンテナ工場は3月から順調に生産を開始している。但し新造コンテナの引き取りは春以降になるためにそれまでに工場在庫が増えるのは間違いない。現在は、50万teu後半の水準にあると考えられる。
エバーグリーンラインがCKYHグループに入りアジア、欧州・地中海航路で新アライアンス、CKYHEを形成する。これで3大アライアンス(P3, G6, CKYHE)時代に突入する。アジア域内では、1000~2800teu積のコンテナ船が主流だが、スロット当たりのコスト削減のために、4000~5100teu型のパナマックスコンテナ船が増えている。欧州航路から北米航路それからアジア域内、南北航路に大型船が順繰りカスケイド化している。
弊社、EFIは3月で創業5年目に入った。スタッフは7名で6つの代理店業を扱っている。
1)Kukdong MES、Jinji MES社(新造、中古コンテナの売買)
2)Future Box Corporation社(Hybrid Open Top, Sliding Door Containerの販売
3)TydenBrooks社 (Security Sealの販売)
4)Mirai Hi-Tec社(新造Chassisの販売)
5)UES International(HK)Holding社(コンテナリース会社の営業)
6)Thermo King社(Reefer UnitのMagnum+, Super Freezerの販売)
今年、若い人材を1~2名加えて更なる飛躍を図りたいと考えている。